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ユーロ週間見通し:弱含みか、ユーロ圏経済の弱さが意識される展開に

発行済 2015-07-18 15:42
更新済 2015-07-18 16:00
ユーロ週間見通し:弱含みか、ユーロ圏経済の弱さが意識される展開に
■下落、米国との金利差拡大への思惑強まる 先週のユーロ・ドルは下落。
米国の年内利上げ観測が高まり、ユーロ圏と米国の金利差拡大を想定した投機的なユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。
ドイツ議会はギリシャの救済策再開の交渉開始を承認したが、ユーロの先安観は払拭されなかった。
取引レンジは1.0829ドル-1.1197ドル。
■弱含みか、ユーロ圏経済の弱さが意識される展開に 今週のユーロ・ドルは弱含みか。
米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言で年内利上げの方向性が示された一方、欧州経済の弱さがあらためて意識されており、ユーロ圏と米国の金利差拡大を想定したユーロ売り・ドル買いは継続する見通し。
市場では、長期的に1ユーロ=1.05ドル台までユーロ安が進行するとの見方が浮上している。
予想レンジ:1.0650ドル-1.0950ドル ■軟調推移、ユーロ圏諸国の債務問題への懸念残る 先週のユーロ・円は軟調推移。
ギリシャ議会で緊縮財政案が可決されたが、ユーロ相場の下落を阻むことはできなかった。
ギリシャを含めたユーロ圏諸国の債務問題に対する市場の懸念は残されており、欧州中央銀行(ECB)による量的緩和策は長期化するとの思惑が広がったことでリスク回避的なユーロ売りが再び活発となった。
取引レンジは134円35銭-137円80銭。
■軟調地合い継続か、中国株下落で円買い加速の可能性 今週のユーロ・円は軟調地合いが続くことになりそうだ。
投資家の間で欧州経済の弱さが改めて意識されており、ユーロは対円でも売られやすい状況となっている。
中国株の急落などの突発的な材料で、リスク回避の円買いが進んだ場合、ユーロ売り・円買いに拍車がかかる可能性もある。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・20日:5月経常収支(4月:+204億ユーロ) ・24日:7月ユーロ圏製造業PMI(予想:52.5) ・24日:7月ユーロ圏サービス業PMI(予想:54.2) 予想レンジ:132円00銭-136円00銭

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