ドル／円
正午現在 ９２．９１／９６ １．２７６５／６８ １１８．６２／６７
午前９時現在 ９３．００／０５ １．２７３３／３８ １１８．４６／４９
ＮＹ17時現在 ９３．２８／３２ １．２７９０／９３ １１９．２８／３２
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［東京 １１日 ロイター］ 正午のドル／円は、ニューヨーク市場の午後５時時点か
ら小幅安の９２円後半。ユーロ／円は一時１１８．２７円ときょうの高値から１円を超え
る下げとなった。ユーロはドルや英ポンドなどに対しても、すでに欧州当局の緊急支援措
置発表前の水準へ反落している。
東京市場でもユーロは軟調。ユーロ／円はファンド勢などの売りに、朝方の１１９円半
ばからじり安となった。前日に欧州当局が発表した総額１兆ドル規模の支援策は、当局の
素早い対応を評価する声もあるが「ユーロ圏の構造問題を根本的に解決するものではない」
（外銀）として、ユーロの下落見通しに大きな変化はないとの見方が大勢。ユーロは対ド
ルでも海外安値を下抜けて一時１．２７２３ドルまで売られた。
「実際に運用となれば、議会承認をスムーズに取り付けることができるかなど、実行は
容易ではない。他国へ危機が波及した際の対応力も未知数。自信を持ってユーロを買える
話ではないだろう」（都銀）との声もあった。
しかし、売りが一巡するとユーロ／円は１１８円後半へ、ユーロ／ドルも１．２７ドル
後半へ切り返した。「長期的にユーロの下落を予想する向きは依然多いが、さすがに大規
模な対策が発表された直後から積極的に下値を売り込もうとする向きは少ない。（前日の
急反発でもユーロの）売りポジションがかさんだ状態はあまり変わらず、反発リスクもま
だある」（別の都銀）という。
ドル／円はユーロ／円の下げにつれて一時９２．６９円まで下落した後、９３円付近へ
小幅反発。狭いレンジ内でもみあいが続いた。
＜みずほＦＧが8000億円規模の公募増資へ、円買い手掛かりとして話題＞
この日の市場では、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が８０００億円規模の公募
増資を実施する方針が明らかになったことが、円買い手掛かりとして話題となった。国内
外の投資家に募集を呼び掛けるグローバル・オファリングとなる見込みで、海外投資家の
払い込みに伴って外為市場で円が買われる可能性があるため。
複数の関係筋によると、みずほは２０１０年３月期決算を発表する１４日の取締役会で
新株の発行登録を決議。増資決議を５月末に行い、６月初旬にも発行条件を決め、同月に
払い込みを完了する予定で準備を進めている。
（ロイター 基太村真司記者）
（shinji.kitamura@thomsonreuters.com；０３―６４４１―１７９１；ロイターメッ
セージング：shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net）
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