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東京外為市場・正午=ドル80円後半、日銀会合結果受けて小幅下落

発行済 2010-11-05 13:08

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

正午現在   80.75/77  1.4209/12  114.75/80

午前9時現在 80.77/80  1.4226/30  114.92/97

NY17時現在 80.73/77  1.4211/17  114.67/74

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 [東京 5日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点とほ

ぼ同水準の80円後半で推移している。五・十日の仲値需要や日銀の金融政策決定会合が

意識されたこともあり、ドルは81.00円まで上昇する場面もみられたが、日銀が金融

政策決定会合で一段の金融緩和を見送ると、ドル/円は80.66円まで小幅水準を切り

下げた。

 

 海外市場では、米追加緩和をきっかけにしたドル売りが幅広く進み、ユーロ/ドルは

1.4283ドルと9カ月半ぶりの高値をつけた。トリシェ欧州中銀(ECB)総裁が理

事会後に、無制限の資金供給オペを含む緊急支援措置の解除が可能かどう12月に決定す

る方針を示すなど、出口にらみのスタンスを示したことで、米連邦準備理事会(FRB)

との違いが意識された。ドル売りの流れのなかでドル/円も80円後半で上値の重い推移

になった。

 しかし、アジア時間に入るとドル売りが一服。朝方、ユーロ/ドルがストップロスを巻

き込んで1.4249ドルまで上昇した局面ではドル/円も80.63円まで売られたが、

その後はドルの買い戻しも出て底堅い推移になった。豪中銀四半期報告が「小幅な引き

締めは賢明だった」との認識を示したことで豪ドル/米ドルが売られたこともドル買いと

してドル/円にも波及した。東京市場は五・十日にあたることから仲値前後にドル需要が

膨らみ、81.00円まで上値を伸ばす場面もみられた。

 FOMCからECB理事会、英中銀金融政策委員会と中銀イベントが続いた後とあって、

市場では、きょうの日銀の金融政策決定会合の結果発表が注目を集めていた。FOMC後

の急速な円高進行が回避されたことで政策決定発表前には、「きょう一段の緩和に踏み切

るとの期待はないだけに、実施すればサプライズになるため、結果を確認したい」(国内

銀行)との声が出ていた。

 正午前の発表で一段の緩和が見送られると、ドル/円は80.66円まで30銭弱下落。

「一段の緩和を強く期待していたわけではないが、多少は意識されていたかもしれない。

全般にドル売り地合いになっていることもあり、このあとはドル/円も上値が重くなる可

能性がある」(邦銀)との声が聞かれる。

 

 <G20にらみドル安に対する国際世論に関心>

 

 米金融緩和を受けて、ユーロは海外市場で9カ月半ぶり高値の1.4283ドルをつけ

るなど、ユーロ高が進んだ。一方で、トリシェECB総裁は理事会後の会見で「(米追加

緩和により)ドル安戦略を推し進めているのではないというわたしの確信が揺らぐことは

ない」と発言。「変動相場制を取り入れている他の通貨に対して米ドルが強いことは米国

の利益だ」との考えを示した。

 市場では「トリシェ総裁は米国にドル高政策を求めるスタンスを変えていない。ユーロ

/ドルの上昇トレンドを容認しているわけではない」(大和総研チーフ為替ストラテジス

ト、亀岡裕次氏)との声が出ている。総裁は、米FOMCでの決定とドル安を切り離しは

したが、FRBの追加金融緩和策については踏み込んだコメントは控えた。

 一方で、米ウォールストリート・ジャーナル紙は、ラガルド仏経済相が米国の追加緩和

について、ユーロに上昇圧力をかけており、米国がドル安を模索しているのかどうか国際

的な関心を集めているとの考えを示したと伝えている。

 来週末に20カ国・地域(G20)首脳会議を控え、ブラジルや中国など新興国のほか、

ドイツやフランスなどからも米金融緩和によるドル安に対する懸念の声が上がるように

なっている。「G20では、(国内政策である)米金融政策についてはともかく、その結

果としてドル安が他通貨に影響を及ぼしていることは議論されるだろう。共同声明にドル

の急速な下落について盛り込むのは難しそうだが、もし盛り込まれればインパクトがある」

(大和総研、亀岡氏)との声が上がっている。

  

 

 (ロイター日本語ニュース 松平陽子)

※( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net 

E-mail:yoko.matsudaira@thomsonreuters.com; 03-6441-1795)

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