日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は25日、前日比+2.61pt(上昇率+9.24%)の30.86ptと上昇した。
なお、高値は32.03pt、安値は29.77pt。
昨日の米国株安を受け、東京株式市場は売りが先行した。
日経225先物は下げて始まり、日経VIは始値段階で危険水準とされる30ptを上回ってスタートした。
ただ、外為市場で一時1ドル=107円20銭台と昨日日中の円の高値から80銭程度,円安・ドル高に振れたことや日銀ETF買いへの思惑などもあり、日経225先物は底堅く推移。
不安心理は大きく膨らむことはなく、日経VIは終日、始値を下回る水準で推移した。
それでも、新型コロナ感染第2波は現実味を帯びてきており、警戒感は払しょくできず、日経VIは30ptを上回ったまま本日を終えた。
【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。
日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。
一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。