■期末配当を従来予想の30円から未定としたが増配含みとの見方
中外製薬<4519>(東1)は10月25日、急反発の始まりとなり、取引開始後は7%高の4114円(273円高)まで上げて大きく出直っている。前週末取引日・22日の17時に発表した第3四半期連結決算(2021年1~9月・累計・IFRS)の売上収益が前年同期比17.5%増加するなど全体に2ケタの伸びとなり、通期の業績予想の増額修正なども発表、好感されている。
1~9月の連結営業利益は同24.4%増加した。こうした推移を受け、12月通期の業績予想は、売上収益を従来予想比21.3%引き上げ、営業利益は同25.0%引き上げるなど、全体に大きく引き上げた。12月期末配当は従来の1株30円予想を未定とした。業績動向に照らして増配含みの未定と受け止められている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)