米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げへの流れが強まる米国は7月で景気拡大が11年目に入り、過去最長を更新したとみられている。失業率は歴史的な低さで、経済の好調さは底堅い。しかし過去の拡大局面に比べて今回は成長率の勢いを欠き、2008年の金融危機からの脱却を目指したFRBの金融緩和政策に支えられた側面も否めない。パウエル議長は「景気拡大の持続」を誓うとしているが、米中貿易摩擦をはじめ景気腰折れのリスクもくすぶっている。
米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げへの流れが強まる米国は7月で景気拡大が11年目に入り、過去最長を更新したとみられている。失業率は歴史的な低さで、経済の好調さは底堅い。しかし過去の拡大局面に比べて今回は成長率の勢いを欠き、2008年の金融危機からの脱却を目指したFRBの金融緩和政策に支えられた側面も否めない。パウエル議長は「景気拡大の持続」を誓うとしているが、米中貿易摩擦をはじめ景気腰折れのリスクもくすぶっている。