■弱含み、英中銀総裁の発言が嫌気される今週のポンド・円は弱含み。
英国政府による追加経済支援策への期待で、週初に135円台半ばまでポンド高に振れた。
しかしながら、英中央銀行のベイリー総裁が7月17日、「英国経済の強い回復は確信していない」との見方を示したことから、ユーロ買い・ポンド売りが優勢となり、この影響でポンドの対円レートは伸び悩んだ。
取引レンジ:133円98銭−135円49銭。
■底堅い値動きか、早期の景気回復への期待残る来週のポンド・円は底堅い値動きか。
欧州連合(EU)との通商関係について不透明感が払しょくされず、引き続きポンドは買いづらい展開となりそうだ。
しかしながら、英国の経済指標は改善傾向にあり、24日発表の6月小売売上高が市場予想を上回った場合、早期の景気回復を期待した買いも見込まれる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・24日:6月小売売上高(5月:前月比+12.0%)・24日:7月マークイット製造業PMI(6月:50.1)・24日:7月マークイットサービスPMI(6月:47.1)予想レンジ:133円50銭−136円50銭