マネックスグループ (T:8698)の子会社である大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは29日、アプリ上で本人確認が完結する「かんたん本人確認」の提供を開始したと発表した。
同日付でアンドロイド版にて提供を開始し、2月下旬頃にiOS版の提供を開始する予定としている。
「かんたん本人確認」は、コインチェックのアプリ上で顧客の顔と本人確認書類の静止画および動画を撮影し、必要事項を入力するだけで本人確認を完了させることができる「eKYC(Electronic Know Your Customer)」サービス。
日本電気 (T:6701)の「Digital KYC」を利用しているという。
郵便を利用した従来の本人確認では、取引開始までに最短でも2日要していたが、「かんたん本人確認」では最短即日で取引を開始することが可能としている。
本人確認をめぐっては、大手仮想通貨取引所のビットフライヤーが昨年12月24日、即日取引が可能になる「クイック本人確認」の提供を開始すると発表。
また、同月25日には仮想通貨交換業を手がけるフォビジャパンが「かんたん本人認証」を導入したと発表した。
両社はともに生体認証エンジンの研究・開発等を手がけるLiquidの「LIQUID eKYC」を採用している。