(ブルームバーグ): 13日の東京株式相場は上昇する見込み。新型肺炎の感染拡大状況が見守られる中、米国株が最高値を更新しリスク選好ムードが出ている。為替相場も円安に振れており半導体や電子部品など輸出関連、市況高を受けた鉱業など原油関連株が高くなりそう。
野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは、中国で新型肺炎の感染ペースが鈍化してきたことに着目、「重症急性呼吸器症候群(SARS)の際は新たな患者数の減少が市場心理の転換点になり、株価上昇につながった」と指摘した。為替相場の円安も追い風に「日経平均株価は2万4000円にトライする」とみている。
- 米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の12日清算値は2万3945円と、大阪取引所の通常取引終値(2万3870円)に比べ75円高
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