19日のドル・円相場は、東京市場では119円86銭から120円06銭で推移。 欧米市場でドルは一時120円72銭まで上昇し、120円69銭で取引を終えた。
本日20日のドル・円は主に120円台後半で推移か。
1-3月期国内総生産（GDP）速報値が予想通りならば、ドルは底堅い動きを続ける見込み。
20日に発表される1-3月期実質GDPは前期比年率+1.6％になると予想されており、成長率は昨年10-12月期の+1.5％をやや上回る可能性がある。
ただし、4月時点では2％程度の予想が多く、最新の予想はやや下方修正されている。
市場関係者の多くは、個人消費の回復が遅れていることが経済成長を妨げる一因と考えているようだ。
1-3月期の経済成長率は1％台にとどまることで2014年度（2014年4月-2015年3月）の実質GDPは-1％前後になると予想されている。
2015年度の経済成長率は+1.5％-2.0％になるとの声が聞かれているが、経済の急回復は望めない可能性が高い。
日本銀行による量的緩和策の長期化への思惑は広がりそうだ。