■会社概要2. 事業の概要
(1) 事業セグメントからのアプローチ
イデアインターナショナル (T:3140)の事業セグメントは、住関連ライフスタイル商品製造卸売事業（以下、卸売事業）と住関連ライフスタイル商品小売事業（以下、小売事業）の2事業セグメント体制となっている。
卸売事業は、自社の企画による自社商品及び他社からの仕入商品を全国のインテリア関連のセレクトショップ等に卸売を行う事業だ。
同社の自社商品に関しては、相手先ブランドによる商品供給（OEM事業）も行っている。
一方小売事業は、自社企画の自社商品及び他社からの仕入商品を、直営店もしくは自社ECサイト（ECモールでの支店を含む）で販売する事業だ。
自社店舗は商品ジャンル別に大きく3つのブランドで25店（2017年5月17日現在）を展開している。
同社はファブレス企業であり、商品の企画・開発までは自社で行うが、製造自体は中国やイタリアなどの海外を含む外部企業に委託している。
(2) ブランドと商品・店舗展開からのアプローチ
同社ではかつては商品ジャンルを問わず様々なブランドで商品を展開していたが、2013年健康コーポレーション（現・RIZAPグループ）の傘下に入ってからは、事業の構造改革の一環として乱立していた商品ブランドの整理統合を進めた。
また、取扱品目や商品ジャンルにおいても整理統合を行った。
その結果、現状では、インテリア雑貨、トラベル用品、オーガニック化粧品という3領域での展開となっている。
主なインテリア雑貨のブランドは「BRUNO」だ。
同社の商品ラインアップの中で、「キッチン雑貨・キッチン家電」というジャンルが大きく伸びているが、これも「BRUNO」ブランドでの展開であり、広義のインテリア雑貨に含まれる。
店舗ブランドは、「IDEA SEVENTH SENSE」などだ。
トラベル用品の自社商品は「MILESTO」ブランドで展開しており、店舗ブランドは「TRAVEL SHOP MILESTO」と小型業態の「TRAVEL STYLE by MILESTO」の2つを展開している。
オーガニック化粧品は商品、店舗とも「Terracuore」ブランドで展開している。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之）