■業績動向
1. 過去の業績
直近5ヶ年の業績を見ると、2012年5月期の売上高3,023百万円、営業利益253百万円を底に、2016年5月期には売上高12,532百万円、営業利益904百万円と売上高が4.1倍、営業利益は3.6倍と急回復している様が見て取れる。
(1) セグメントの状況
2016年5月期より新セグメント区分にて表記されているが、2012年5月期から2015年5月期まで不動産販売事業が主力で売上高・利益ともに伸びてきたことが分かる。
2016年5月期からは、不動産販売事業が分譲開発事業とバリューアップ事業に分かれているが順調に拡大したほか、賃貸開発事業が収益貢献を始めたことが分かる。
(2) 財務状態及びキャッシュ・フローの状況
2016年5月期末時点における総資産は2012年5月期末比で4,045百万円増加し12,225百万円となった。
内訳を見ると、固定資産は同1,036百万円減少した一方で、流動資産が同5,080百万円増加した。
流動資産が増加した主因は、販売用不動産の同4,233百万円の増による。
負債は同2,663百万円増の10,472百万円で、有利子負債が同2,784百万円増加し期末の有利子負債残高は9,637百万円となった。
一方、純資産は最終利益の計上などにより同1,381百万円増加し1,752百万円となった。
期末の自己資本比率は13.9%で、2012年5月期末の4.5%から大幅に改善している。
フリー・キャッシュ・フローが2,526百万円の支出となった2015年5月期を除き、現金及び現金同等物の残高は前期より増加し、2016年5月期末では987百万円であった。
各キャッシュ・フローの状況について見ると、営業キャッシュ・フローは2014年5月期に458百万円の支出、2015年5月期に2,435百万円の支出、2016年5月期に1,193百万円の支出となったが、これはプロパスト (T:3236)が不動産業を営むため、物件の購入等に伴う棚卸資産の増加による影響が大きいと推測される。
この他にこの期間に大きな投資キャッシュ・フローにおける支出はなかった。
財務キャッシュ・フローでは、主に借入金の増加により2015年5月期に2,275百万円の収入、2016年5月期に1,173百万円の収入があったほかには、大きなものは見当たらない。
(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)
1. 過去の業績
直近5ヶ年の業績を見ると、2012年5月期の売上高3,023百万円、営業利益253百万円を底に、2016年5月期には売上高12,532百万円、営業利益904百万円と売上高が4.1倍、営業利益は3.6倍と急回復している様が見て取れる。
(1) セグメントの状況
2016年5月期より新セグメント区分にて表記されているが、2012年5月期から2015年5月期まで不動産販売事業が主力で売上高・利益ともに伸びてきたことが分かる。
2016年5月期からは、不動産販売事業が分譲開発事業とバリューアップ事業に分かれているが順調に拡大したほか、賃貸開発事業が収益貢献を始めたことが分かる。
(2) 財務状態及びキャッシュ・フローの状況
2016年5月期末時点における総資産は2012年5月期末比で4,045百万円増加し12,225百万円となった。
内訳を見ると、固定資産は同1,036百万円減少した一方で、流動資産が同5,080百万円増加した。
流動資産が増加した主因は、販売用不動産の同4,233百万円の増による。
負債は同2,663百万円増の10,472百万円で、有利子負債が同2,784百万円増加し期末の有利子負債残高は9,637百万円となった。
一方、純資産は最終利益の計上などにより同1,381百万円増加し1,752百万円となった。
期末の自己資本比率は13.9%で、2012年5月期末の4.5%から大幅に改善している。
フリー・キャッシュ・フローが2,526百万円の支出となった2015年5月期を除き、現金及び現金同等物の残高は前期より増加し、2016年5月期末では987百万円であった。
各キャッシュ・フローの状況について見ると、営業キャッシュ・フローは2014年5月期に458百万円の支出、2015年5月期に2,435百万円の支出、2016年5月期に1,193百万円の支出となったが、これはプロパスト (T:3236)が不動産業を営むため、物件の購入等に伴う棚卸資産の増加による影響が大きいと推測される。
この他にこの期間に大きな投資キャッシュ・フローにおける支出はなかった。
財務キャッシュ・フローでは、主に借入金の増加により2015年5月期に2,275百万円の収入、2016年5月期に1,173百万円の収入があったほかには、大きなものは見当たらない。
(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)