7日の金価格は小幅安となっている。金はいまだに過去1ヶ月の最安値付近である。
日本時間午後5時45分時点において、ニューヨーク・マーカンタイル取引所COMEXの、4月限の金は0.08%安で1286.60ドルとなっている。
金価格は2月20日に最高値の1349ドルをつけ、今週では1290ドル付近を維持している。
CommerzbankのアナリストEugen Weinberg氏はロイターに対し「(金の)大幅下落のあとで、株式市場の警戒ムードの中、金が安定するのは当然だろう」と語った。
6日の米国株式市場では、ダウ平均は0.52%安、S&P500は0.65%安、ナスダックは0.93%安となっている。
一方で、日本時間午後6時18分時点においてドルインデックスは0.02%高で小幅高で、高値圏に留まっている。
金価格は、ドル高によって圧力を受けている。ドル建て資産の金は、ドル高によって割高になる。
金のトレーダーは、米中貿易協議にも神経を尖らせているだろう。ブルームバーグは6日、トランプ米大統領は、貿易交渉の担当者に速やかに合意をまとめるように圧力をかけていると報じている。