[ワシントン 11日 ロイター] - ムニューシン米財務長官は11日、中国の広域経済圏構想「一帯一路」で参加国が受ける融資について、国際通貨基金(IMF)や世界銀行からの金融支援が返済原資に充てられることがないよう、両機関と連携を取っていると明らかにした。
米下院歳出委員会の公聴会で述べた。一帯一路による融資の透明性確保に向けても両機関と協力していると説明した。
長官は「中国への返済にこれら国際機関からの資金が使われることが一切ないよう」取り組んでいると強調、「非常に重要」な問題とした。
一帯一路で過剰な債務を負ったパキスタンなどの一部の国は、IMFに金融支援を要請している。