中国当局はこのほど、音声を使った会員制交流サイト(SNS)アプリや人工知能(AI)を使った精巧な偽動画「ディープフェイク」の規制を強化すると発表した。発表によると、国家インターネット情報弁公室や公安当局は審査を経ていないアプリやディープフェイクへの取り締まりを強化。IT大手の騰訊(テンセント)やアリババグループ、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)など11企業に対しリスクを防ぐ措置を取るよう指導した。ディープフェイクの技術を使えば著名人の写真を使って偽動画を作ることが可能で、SNSで習近平国家主席ら歴代の中国指導者が歌う動画が出回ったこと…