Joe Cash
[北京 19日 ロイター] - アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は、中国の習近平国家主席が進める「一帯一路」構想への正式な参加を望んでおり、技術チームを中国に派遣する計画だと、政権幹部が19日に明らかにした。
中国はタリバン政権との関係強化に動いており、先月、駐カブール大使を任命した最初の国となった。
商務相代理のHaji Nooruddin Azizi氏は北京で開催された一帯一路のフォーラム終了後にロイターのインタビューに応じ、「中国・パキスタン経済回廊と一帯一路構想の一部となることを中国に要請し、技術的な問題を協議している」と述べた。
アフガニスタンには豊富な鉱物資源があり、中国への輸出が可能。既に複数の中国企業が同国で事業を展開している。Azizi氏は「世界各国に投資している中国は、アフガニスタンにも投資すべきだ。リチウム、銅、鉄など中国が必要とするものは全てそろっている。今まで以上に投資準備が整っている」と説明した。
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