キャッチー・ウッドのARK ETFは2024年6月12日（水）の日次取引を発表し、様々なセクターで戦略的な買いと売りが混在していることを明らかにした。取引の主役はラブリク・インク（NASDAQ:RBRK）への多額の投資で、ARKのARKW ETFは187,222株、総額約660万ドルを購入した。この動きは、クラウド・データ管理会社に対する強気のスタンスを示している。
売り手側では、ARKのARKW ETFがTeladoc Health Inc (NYSE:TDOC)を合計229,654株（約240万ドル相当）売却した。さらに、同ETFはZoom Video Communications Inc (NASDAQ:ZM)を54,165株、約340万ドルで売却した。これらの売却は、ARKのテレヘルス分野とビデオ通信分野それぞれに対する自信の変化を示唆しているのかもしれない。
バイオテクノロジー分野では、ARKのARKG ETFがArcturus Therapeutics Holdings Inc (NASDAQ:ARCT)に引き続き関心を示し、3万9589株（120万ドル超）を購入した。これは、過去1週間のARCT株の一貫した蓄積パターンに続くもので、同社の遺伝子治療技術に対する潜在的な長期投資テーゼを示している。
ARKのETFは、ARKQとARKXのETFでマークフォージド・ホールディング・コーポレーショ ン（NYSE:MKFG）を30,036株、ARKKとARKWのETFでページャーデューティ・インク（NYSE:PD）を 18,984株購入するなど、小規模な取引も行った。
さらに、ARKはRobinhood Markets Inc (NASDAQ:HOOD)、Verve Therapeutics Inc (NASDAQ:VERV)、Zoom Video Communications Inc (NASDAQ:ZM)の株式を売却し、これらの企業のポジションの再調整を示唆した。
全体として、この日のARKの取引は、ポートフォリオ管理への多様なアプローチを反映しており、さまざまな業種にわたって買いも売りも大きな取引があった。ARKのETFをフォローしている投資家は、ウッドの投資戦略の方向性を見極めるため、これらの動きを注視することになるだろう。
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