木曜日、JPモルガンはパロアルトネットワークス(NASDAQ:PANW)株のオーバーウェイト・レーティングを維持し、目標株価を前回の340ドルから365ドルに引き上げた。
同社は、2024年8月19日（月）午後4時30分（米国東部時間）に予定されている決算報告で、旺盛な需要に牽引され、予想を上回る好調な第4四半期が明らかになる可能性があると予想している。
パロアルトネットワークスは、ガイダンスのアプローチをRPO（Remaining Performance Obligations）に移行しており、Prisma Cloudの潜在的な軟調さにもかかわらず、同社は健全な大型案件の動きとSASE/Prisma AccessやCortexなどの製品に対する旺盛な需要から恩恵を受けると予想される。業界チャネルからの洞察によると、プラットフォーム統合の取り組みが同社の業績に貢献する可能性が高い。
同アナリストは、サプライチェーン環境の緩和と、高価格帯のソフトウェア事業の償却により、連結売上総利益率が改善する可能性を指摘している。この改善により、営業利益率とフリー・キャッシュ・フロー（FCF）利益率の向上が期待される。
しかし、パロアルトネットワークスが投資家の焦点を請求額からRPOに移すため、来四半期のガイダンスはまちまちになるかもしれない。同社のガイダンスは、2025会計年度までの営業利益率の拡大とFCFの成長を示唆しているかもしれないが、2025会計年度の第1四半期におけるRPOの加速には注意が必要である。
ガイダンスはまちまちの可能性があるものの、JPモルガンはパロアルトネットワークスについて、いくつかの主要な企業向けセキュリティ市場でシェアを獲得する好位置にあると見ている。
ベンダーの統合を重視することで、パイプラインの成長が見込まれる。目標株価の更新は、こうした市場シェアの拡大と最近の同業他社倍率の上昇を反映している。
InvestingProの洞察
パロアルトネットワークス(NASDAQ:PANW)の決算報告に向け、InvestingProによるリアルタイムのデータと洞察が同社の財務の健全性と市場でのポジションをより深く理解します。InvestingProによると、パロアルトネットワークスのPERは43.74倍と高い収益倍率で取引されており、将来の収益成長に対する投資家の期待が高いことを示唆している。同社の売上高は、2024年第3四半期時点で20.05%増と、過去12ヶ月間で大幅な伸びを示しており、その強い需要と市場での存在感を反映している。さらに、パロアルトネットワークスの売上総利益率は74.43%と堅調で、価格決定力とコスト管理の有効性を示している。
InvestingProのヒントから、2つの重要な洞察が浮かび上がる：パロアルトネットワークスはソフトウェア業界の有力企業であり、今年は純利益の伸びが期待される。これらの洞察は、同社が主要なエンタープライズ・セキュリティ市場で市場シェアを獲得する可能性があるというアナリストの見解と一致している。さらに、パロアルトネットワークスの昨年1年間の価格総合リターン57.61%という高いリターンを生み出す能力は、市場での強力なパフォーマンスを示しています。
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