FBNセキュリティーズは、パロアルトネットワークス（NASDAQ: PANW）の目標株価を前回の350ドルから400ドルに引き上げ、アウトパフォームのレーティングを維持している。
この修正は、パロアルトネットワークスが予想を上回る第4四半期決算を発表したことを受けたもの。
同社は、RPO（Remaining Performance Obligations）が前年同期比20%増と好調で、RPO計算値（cRPO）も前年同期比17%増となった。当四半期の売上高は前年同期比12％増となり、コンセンサスを1％わずかに上回った。請求額は前年同期比11%増となり、第3四半期の3%増から改善し、コンセンサスが予想した9%増を上回りました。
パロアルトネットワークスでは、年度後半にプラットフォーム化の需要が加速し、第4四半期が終了した時点での好調な業績に貢献しました。2025会計年度のRPOガイダンスは152億ドルから153億ドルで、前年比約20%の持続的成長率を示している。
次世代セキュリティの年間経常収益（ARR）は42億2,000万ドルに達し、前年同期比で43％の大幅増となり、コンセンサスを4％上回った。2025会計年度の予測では、次世代セキュリティのARRは54億2,000万ドルから54億7,000万ドルで、前年比28％から30％の成長率になる。さらに、パロアルトネットワークスのクラウドセキュリティ部門は拡大を続けており、クラウドセキュリティのARRは7億ドルを突破した。
パロアルトネットワークスのXSIAM（eXtended Security Information and Event Management）事業も、Cortexスイートの一部であり、有望な成長を示している。2024年度のXSIAMの予約は約5億ドルに達し、XSIAMのアクティブ顧客数は前年比4倍に増加した。
XSIAMを含むコーテックス・スイートのARRは全体で9億ドルを超えた。Cortex XSIAM、AIOpsサブスクリプション、ADEM製品を含む人工知能（AI）のARRは2億ドルを超え、前年比4倍となった。
その他の最近のニュースでは、パロアルトネットワークスは様々な金融会社による目標株価の調整を相次いで受けている。KeyBanc、TD Cowen、Oppenheimerは、それぞれOverweight、Buy、Outperformの評価を維持し、サイバーセキュリティ企業の目標株価を引き上げた。これは、パロアルトネットワークスの最近の会計年度第4四半期決算と2025会計年度のガイダンスがほぼ予想通りだったことを受けたものだ。
同社は、第4四半期の売上高と請求額がそれぞれ1%と2%予想を上回ったと報告した。パロアルトネットワークスはまた、次世代セキュリティの年間経常収益（NGS ARR）が43％増の42億2000万ドルに急増したことも報告した。CortexのARRは9億ドルを超え、Prisma Cloudは7億ドルを超え、AI製品は2億ドルを超えている。
InvestingProの洞察
パロアルトネットワークスの明るい決算を受けて、同社の市場ポジションと評価を検討することが重要だ。InvestingProによると、パロアルトネットワークスは今年、純利益の伸びが見込まれており、これは最近の決算報告で言及された好調な業績指標と一致している。この予想される成長は、FBN Securitiesが目標株価を引き上げた原動力になるかもしれない。
しかし、InvestingProは、パロアルトネットワークスが高い利益倍率で取引されており、プレミアム評価を示唆していることも強調している。これは、将来の利益成長に対する高い期待がすでに株価に織り込まれている可能性があるため、投資家にとって重要である。さらに、パロアルトネットワークスは配当金を支払っておらず、その代わりに、さらなる成長を促進するために利益を会社に再投資することに重点を置いている。パロアルトネットワークスはソフトウェア業界で著名なプレーヤーとして事業を展開しており、その戦略的投資と収益成長は潜在的投資家にとって重要な考慮要素となり得る。
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