[ワシントン 2日 ロイター] - 米陸軍感染症研究プログラムのディレクター、ウェンディ・サモンズ・ジャクソン大佐は2日、何らかの新型コロナウイルス感染症ワクチンが年末までに一部の米国民に利用可能になると期待を示した。
国防総省の記者会見で「年末までにある種のワクチンが一部国民に利用できるようになると期待する」と述べた。
他の米陸軍研究者は、新型コロナに関する研究は「これまでの他のウイルスに関する研究よりも速い」とし、ワクチンの治験や認可を数カ月で終わらせることは「前例がない」ものの、「今回のケースでは可能だ」と語った。
また、米国の研究者が国内外の企業と協力して抗体医薬品を開発しているほか、晩夏には米陸軍のワクチン候補の臨床試験を開始する計画とした。