[ロンドン 5日 ロイター] - 英住宅金融のハリファクスが発表した5月の英住宅価格は、新型コロナウイルス危機の打撃が続き3カ月連続の低下となった。ただ、低下幅は縮小した。
5月の住宅価格は前月比0.2%低下。4月は同0.6%低下だった。前年比では2.6%上昇。4月は同2.7%上昇だった。
ハリファクスのマネジングディレクター、ラッセル・ギャレー氏は、5月中旬に住宅市場関連のコロナ規制が緩和されたことで、住宅取引再開の初期の兆しが出ていると説明。「規制緩和が進むにつれて、市場の動きも活発になっていくと予想する。長期的な住宅市場の健全性を引き続き確信している」と述べた。
EY・ITEMクラブのエコノミスト、ハワード・アーチャー氏は、住宅市場はゆっくりと回復すると予想。「このため住宅価格は向こう数カ月に5%程度下げるのではないかとみている」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200605T094048+0000