[7日 ロイター] - ロイターの集計によると、7日時点で新型コロナウイルス感染による死者が世界で40万人を超えた。ブラジルとインドで感染者が急増している。
新型コロナ感染症に関連した死者数はわずか5カ月間で、最も深刻な感染症の1つであるマラリアによる1年間の死亡者数に匹敵する水準となった。
このうち約25%(11万人近く)が米国の死者となっているが、死者は南米で急速に増加しており、ブラジルは死者数で英国を抜いて世界で2番目に多い国になる可能性がある。
世界の感染者数は700万人に迫っている。米国が最多で30%(約200万人)を占める。中南米は15%で2番目に多い。
新型コロナに関連した最初の死者は、1月10日に中国の武漢市で報告された。その後、死者数は4月初めに10万人を超えた。30万人から40万人になるまでにかかった期間は24日間だった。
新型コロナを巡っては検査体制が整っていない国も多いほか、一部の国は病院以外で死亡した人を集計に含めておらず、世界の死者数は実際には40万人よりも多いとみられる。