[北京/上海 8日 ロイター] - 中国の配車サービス最大手、滴滴出行(ディディ・チューシン)の創業者で最高経営責任者(CEO)の程維氏は、今月の中国国内での配車件数が前年同月の水準まで戻ったと明らかにした。新型コロナウイルス流行前の水準まで回復したことになる。
同氏は6日付の文書で、1日当たりの配車数のピークは3000万件を超えたと明らかにした。また、バイクのシェア事業では1日当たりの受注が1000万件に達したという。
中国では新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いたのを受け、企業活動の大部分が再開している。新規感染者の数は3月以来、大幅に減少している。
ソフトバンクグループ (T:9984)から出資を受けている滴滴は中国以外では日本、オーストラリアと中南米の6カ国で事業を展開。程CEOによると総従業員数は1万人で、海外の2000人が含まれる。
程氏は4月に、2022年までに世界的に1日当たりの配車数1億件と月間アクティブユーザー8億人を目指すと表明している。