[パリ 9日 ロイター] - フランス銀行(中央銀行)は9日、新型コロナウイルス流行に伴う戦後最悪の今年のリセッション(景気後退)から国内経済が回復するには2年かかるとの見通しを示した。
中銀によると、フランス経済は今年10.3%縮小するものの、2021年には6.9%成長、22年には3.9%成長する見通し。
今年は約100万人の雇用が失われ、失業率は21年上半期に過去最高の11.8%まで上昇すると見込まれている。
中銀は新型コロナが早急に制圧されれば見通しは明るくなるとする一方、感染第2波が起きれば今年の国内経済は16%縮小し、21年と22年の成長率もそれぞれ6%と4%になるとした。
中銀見通しは政府が数カ月以内の発表を目指す回復プランの効果を考慮していない。