[9日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は9日に公表した短期エネルギー見通し(STEO)で、2020年の国内電力消費が前年比マイナス5.7%になるとの予想を示した。落ち込み幅は過去最大。新型コロナウイルス感染拡大抑制のためのロックダウン(都市封鎖)に伴う企業閉鎖が原因という。
EIAによると、2020年の米国内の電力需要は3兆6750億キロワット時(前年は3兆8960億キロワット時)となり、2021年に3兆7110億キロワット時に増加する。
1949年まで遡れる連邦統計によると、電力需要の最高記録は2018年の4兆0030億キロワット時で、今年の需要が予想通りに減少すれば、2012年以来となる2年連続の減少を記録することになる。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200610T004755+0000