[ロトセラー(ベルギー) 9日 ロイター] - ベルギーで103歳の元医師が、新型コロナウイルス感染症の研究に必要な資金を集めようと、自宅の庭を歩いて募金を募っている。
この元医師はアルフォンス・レームポエルスさん。今月1日に自宅の庭でウォーキングを開始。朝・昼・晩と1日3回に分けて145メートルのコースを10周し、今月30日までに42.2キロを「完走」する予定だ。
英国で100歳の誕生日を迎えた退役軍人トム・ムーアさんが自宅の庭を歩き、新型コロナの治療に当たる医療関係者向けに42億円以上の募金を集めたことに触発されたという。
レームポエルスさんは、ロイターに「子供たちから『ムーアさんくらいは歩けるだろう』と言われてやってみることにした」と語った。
集まった募金は、新型コロナ感染症の治療法を研究している近くのルーバン大学附属病院に寄付する予定。同大学によると、レームポエルスさんはすでに6000ユーロ(73万円)以上の募金を集めた。