[ソウル 12日 ロイター] - 韓国の朴凌厚保健福祉相は12日、新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者が1桁に減少するまで、予防・衛生指針を継続する方針を示した。
同国ではソウルなどで新たな集団感染が相次いで発生。11日の新規感染者は56人となった。
同相は、今後も新規感染者がこの水準付近にとどまれば、厳格な「社会的距離」対策を再導入するか検討するとしている。
同相によると、過去2週間の新規感染者の96%以上はソウル首都圏の患者。11日の新規感染者のうち42人はソウル首都圏の患者だった。
同相は、政府が5月29日以降、ナイトクラブやバーなどリスクの高い8種の施設を訪れた人をすべて記録し、集会を制限していると指摘。
1日50人の新規感染者が2週間以上続いた場合、新たな集団感染の発生件数に応じて、厳格な社会的距離対策の導入を検討するとしている。