[フランクフルト 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は13日、イタリアに対し、新型コロナウイルスの流行に伴う経済危機を「無駄」にすべきではないと発言、低迷する経済を改革し、新型コロナ収束後に繁栄を謳歌できる体制を整えるべきだとの認識を示した。
総裁はイタリア政府が主催した会合にオンラインで出席し、同国の政策当局者に対し「今回の危機を無駄にしないよう、政策当局者であるあなた方に呼び掛ける」と発言。
「ECBは責務の範囲内で自らの役割を果たす。われわれの社会が力強く、環境に優しい形でこの変革期から脱することを国民に示すのはあなた方だ」と述べた。