[ベルリン 19日 ロイター] - ドイツ財務省は19日、5月の税収が19.9%減少したと発表した。新型コロナウイルスの流行を受けて、企業収入が落ち込んだことや減税を実施したことが背景。1-5月では前年同期比6.3%減少した。
同省は月報で「新型コロナ危機の経済的影響と危機対応の税制措置が、5月の税収を大きく圧迫した」と述べた。
渡航制限で事実上、運航停止状態に陥った航空業界からの税収は97%近く減少した。
ドイツの第1・四半期の国内総生産(GDP)は2.2%減。第2・四半期は最大10%の減少が予想されている。
ただ、財務省は、ロックダウン(都市封鎖)が段階的に緩和されており、最悪期は過ぎた可能性があると指摘。
「すぐには以前の水準に戻らないとしても、ロックダウンの緩和で今後数カ月、鉱工業生産の増加が期待できる」と述べた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200619T010932+0000