[メルボルン 7日 ロイター] - 原油先物は小幅高。主要産油国が減産を続けていることが油価上昇の背景にあるが、米国での新型コロナウイルス感染者急増を受けて燃料需要の回復が進まないことへの懸念から、上値は限定されている。
0103GMT(日本時間午前10時03分)時点で米WTI先物 (CLc1)は0.13ドル(0.3%)高の1バレル=40.76ドル。
北海ブレント先物 (LCOc1)は0.07ドル(0.2%)高の43.17ドル。
アクシコープのストラテジスト、スティーブン・イネス氏は、先週公表されたデータで米国原油在庫が予想以上に減少したことと、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」による協調減産が引き続き原油相場の支援材料となっていると指摘した。
既出一方、ロイターの集計では全米16州で今月に入り新規感染者数が最多を更新。ANZはノートで「米国で夏のドライブ需要は少なく、ガソリン需要は抑えられている。ロックダウン再導入が大きな逆風だ」と指摘した。