[ロンドン 9日 ロイター] - 英国は、新型コロナウイルス感染拡大後の経済復興新戦略の一環として、2021年までに500人のデータ専門家を育成するなどの新計画を明らかにした。政策立案においてデータと技術をより積極的に生かしていく考えだ。
新計画では、首相官邸の研究員採用や民間部門との情報共有を含む新たなデータ処理方法なども推進する。
政府は、「データを新型コロナからの復興の中心に据えるもので、これにより企業その他の組織は、デジタル移行推進、革新、成長促進にデータを活用することができる」との声明を発表した。
ジョンソン政権は、地方自治体への感染情報の提供などが十分でなかったとして、コロナ関連のデータ処理方法について一部から批判を受けていた。
ダウデン・デジタル相は、「これまでの対応から、高品質なデータを迅速かつ効率的、また倫理的に共有できるとどれほどのことが成し遂げられるかが分かった。この教訓を無駄にするつもりはない」と述べた。