[ソウル 29日 ロイター] - 韓国政府は29日、新型コロナウイルス感染防止策で実施していたレストランやカフェの営業規制を解除すると発表した。ジムやサウナ、バーといった感染リスクの高い場所向けにワクチン接種証明を導入する。
11月1日から「ウィズコロナ」措置の第1段階を1カ月程度実施、来年2月までに全ての規制解除を目指す。
先週、ワクチン接種者数が、目標の人口の70%という目標を達成し、生活正常化計画を実施できるようになった。
ワクチン接種の有無に関係なく、屋外スポーツイベントは収容人数の50%まで観客を入れられる。
バー、ナイトクラブ、屋内ジム、サウナなどリスクの高い場所を利用する場合は、ワクチン接種証明または48時間以内の検査の陰性証明を提示しなければならない。
私的な集まりは、ワクチン接種の有無に関係なく、10人まで認められる。ただレストランやカフェは引き続き、1グループ当たり非接種者を4人までとする。
当局は、日々の感染状況よりも入院者数や死亡率を重視し、症状の軽い感染者の自主治療を強化する方針を示している。