[ワシントン 31日 ロイター] - 米政府は台湾に対して150万回分の新型コロナウイルスワクチンを追加提供する。これにより、米国による台湾へのコロナワクチン寄付量は400万回分になる。バイデン政権の高官がロイターに明らかにした。
米モデルナ製のワクチンを提供する。
高官は「われわれのワクチンに条件は付いていない」と強調。「優遇措置を得たり、譲歩を引き出したりする」ために寄付するものではないと述べた。ワクチン外交を通じて地政学的な影響力を強めようとしていると、中国が批判されていることを念頭に置いた発言とみられる。
また、台湾は世界の保健問題における「重要なパートナー」とも付け加えた。
台湾の蔡英文総統は米国に感謝の意を表し、今回の寄付は米国の台湾への支援が「揺るぎないもの」であることを示していると主張した。