[上海 1日 ロイター] - 中国外務省の報道官は31日、米情報機関が公表した新型コロナウイルスの発生源に関する最新の報告書について、非科学的で信頼性に欠けると指摘した。
30日に公表された米情報機関の最新報告書は、ウイルスが最初に人間に感染した経路を説明するには自然発生と実験室からの流出という仮説がどちらももっともらしいとした上で、真実は判明しない可能性があると指摘した。
これに対して中国外務省の報道官はウェブサイトに掲載した文書で「1000回繰り返されるうそはやはりうそだ」と述べ、米情報機関は「詐欺と策略で定評がある」と批判した。
さらに「新型コロナウイルスの発生源を追跡することは深刻で複雑な問題であり、世界の科学者の協力によってのみ研究されるべきであり、可能だ」と述べた。