[アムステルダム 2日 ロイター] - オランダは2日、新型コロナウイルス感染が再拡大し医療体制が逼迫する中、抑制策の再導入を決定した。
オランダはソーシャルディスタンシング(対人距離の確保)などの措置を9月末に撤廃。その後は感染が再拡大し、2日時点で新規感染者数は人口10万人当たり300人以上と、前週から約40%増加。昨年10月と12月のほか、今年7月に付けたピークに迫っている。
こうした中、政府は6日以降、ワクチン接種証明もしくはコロナ検査の陰性証明の提示を、美術館やジムなどのほか、屋外のテラスなどでも義務付ける。店舗を含む公共の場所でのマスク着用を再び義務化するほか、勤務時間の少なくとも半分は自宅から働くよう推奨する。
オランダでは人口の約84%が新型コロナワクチンを接種済み。ただ、未接種者を中心に感染して入院する人が増えている。