[フランクフルト 9日 ロイター] - ドイツのミュンヘン再保険は9日、再保険事業で新型コロナウイルス関連の損失が予想以上に膨らむが、2021年通年の利益目標は達成可能だとの見通しを示した。
再保険事業の新型コロナ関連損失は合計8億ユーロ(9億2432万ドル)となる見通し。従来予想は7億ユーロだった。
これに加え、ドイツと米国の自然災害を受けて保険金請求が急増しているが、2021年の利益目標である28億ユーロは「依然として達成可能」という。
第3・四半期の純利益は3億6600万ユーロ(4億2288万ドル)。前年同期は1億9900万ユーロだった。
生命・医療再保険部門が、新型コロナ関連で1億7000万ユーロの損失を計上したことが響いた。「予想以上」の影響があったという。