[フランクフルト 9日 ロイター] - 独ビオンテックは9日、米ファイザーと共同開発した新型コロナウイルスワクチンによる今年の収益は最大170億ユーロ(196億ドル)に達するとし、8月に示した予想の159億ユーロから上方修正した。追加接種(ブースター接種)と子どもへの接種が進むことで押し上げられるとしている。
ビオンテックは、ワクチン出荷量が最大25億回分になるとの見通しに基づき試算。パートナー企業からのマイルストーン払いなども含まれる。
ワクチン生産量については、2021年末までに最大30億回分、22年末までに最大40億回分との見通しを確認した。
ファイザーは2日、新型コロナワクチンの売上高について、21年は360億ドル、22年は290億ドルになるとの見通しを示した。両年とも市場予想を上回った。