[ジュネーブ 12日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は12日、新型コロナウイルスの経口治療薬に関し、近く使用指針を策定する会議が開かれることに期待感を表明した。治療薬は臨床治療面で「非常に魅力的な」新たな可能性を示していると語った。
英国は今月、画期的な経口治療薬の一つを世界に先駆けて承認した。WHOの臨床医療担当トップのジャネット・ディアス氏は、3週間内に開かれる次回の指針策定会議で、コロナ経口治療薬について審議すると明らかにした。
またマイク・ライアン氏は、治療薬の暫定結果は「非常に歓迎すべきだ」と評価。その上で、投薬の拡大に先立ち「慎重なプロセス」は不要との見方を示した。
法務担当幹部のスティーブン・ソロモン氏は、パンデミック(世界的大流行)対策の強化を目指す国際協定に関する交渉が、今月の主要会議を前に進展していると述べた。