[香港 15日 ロイター] - 米金融大手のJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、香港の厳格な新型コロナウイルス感染拡大抑制策により当地での人員維持がより困難になっていると述べた。ブルームバーグ・ニュースが伝えた。
ダイモン氏はこの日から、隔離措置を免除され当地に32時間滞在する。
香港の隔離措置は世界で最も厳しいレベルで、多くの国からの入境者は最大3週間のホテル隔離が求められる。経済団体は、こうした規制が金融ハブとしての香港の地位を低下させているとして、規制緩和を政府に求めている。
ダイモン氏は、規制は雇用の維持や新規採用を「より困難にしている」と述べた。
JPモルガン・チェースはロイターのコメント要請に応じていない。