[ワシントン 17日 ロイター] - 米財務省金融調査局(OFR)は17日に公表した議会への年次報告で、米国の金融システムに対するリスクとして物価上昇、金融引き締め、サイバー攻撃、新型コロナウイルスの新たな変異株の出現などを挙げた。
このほか、気候変動リスクの検証がなお困難なため、金融安定に対する中・長期的なリスクになっていると指摘した。
OFRは、米国の金融システムに対するリスクは中程度と認識。政府の家計と企業に対する支援策が効果を発揮し、新型コロナ感染拡大が始まった2020年と比べるとはるかに強靭になったとした。