[ベルリン 30日 ロイター] - 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)第4波を抑えるため、サッカーのドイツ・ブンデスリーガ全試合を無観客開催になる見通しとなった。ザクセン州首相が30日に明らかにした。
16の連邦州リーダーたちが30日、メルケル暫定首相とショルツ次期首相と会談し、危機阻止に向けた措置について話し合った。ザクセン州のクレッチマー首相によると、12月2日に再び会合を開き、無観客開催が決まる予定だという。
バイエルン・ミュンヘンが本拠を置くバイエルン州の首相は先に、無観客での開催を要望しており、必要であれば単独で措置を取る姿勢を打ち出していた。
バイエルン州は新型コロナ感染再拡大が最もひどい地域の一つで、先週にはバイエルン・ミュンヘンの本拠地を含むサッカースタジアムの収容人数を25%にする規制を導入した。
ドイツでは30日に4万5753人の新規感染者、388人の死者が確認されており、1日当たりの数としては3月上旬以来の高水準となっている。