[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は1日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」の侵入を防ぎ国民を守るために、渡航制限を日々見直し、ワクチンの追加接種(ブースター接種)を迅速に展開する必要があると発表した。
フォンデアライエン委員長は記者会見で「われわれは目下、深刻な2つの困難に直面している。一方は感染第4波、もう一方は新変異株オミクロンという新たな脅威だ」と指摘。加盟27カ国に対しワクチン接種プログラムを強化するよう求めた。
また、独ビオンテック/米ファイザーと米モデルナから3月末までに3億6000万回分のワクチンが追加供給される予定で、ワクチン接種完了者全員への追加接種が可能とした。