💎 すべての市場で隠れている割安株をお示しします始めましょう

コロナ特別プログラムの扱い、短観踏まえ適切に判断=鈴木日銀委員

発行済 2021-12-02 15:35
更新済 2021-12-02 16:09
© Reuters.  12月2日、日銀の鈴木人司審議委員(写真)は兵庫県金融経済懇談会後の記者会見で、来年3月に期限を迎える新型コロナ対応特別プログラムについて、12月の日銀短観を含め、企業

[東京 2日 ロイター] - 日銀の鈴木人司審議委員は2日、兵庫県金融経済懇談会後の記者会見で、来年3月に期限を迎える新型コロナ対応特別プログラムについて、12月の日銀短観を含め、企業金融の動向を点検した上で適切に判断していきたいと述べた。

鈴木委員は、銀行が通常業務の範囲で資金繰りを支援することも可能だと話し、来年3月の期限で終了することもあり得ると述べる一方、オミクロン株の影響の不確実性を加味して延長すべきとの考え方もあり得るとし、スタンスを明確にしなかった。

<社債・CP市場、「大きく改善」>

鈴木委員は、特別プログラムの開始当初は新型コロナの感染拡大で先行き不透明感が高く、金融機関は「与信判断のしようがない状況だった」と指摘。そうした状況下では政府・日銀の支援策が不可欠だったと述べた。

© Reuters.  12月2日、日銀の鈴木人司審議委員(写真)は兵庫県金融経済懇談会後の記者会見で、来年3月に期限を迎える新型コロナ対応特別プログラムについて、12月の日銀短観を含め、企業金融の動向を点検した上で適切に判断していきたいと述べた。北海道旭川市で2020年8月代表撮影(2021年 時事通信)

しかし、ワクチン接種の進展などで状況が改善。預金増や日銀からの資金供給で金融機関は「流動性において何の問題もない」とした。新型コロナオペは、日銀が金融機関に付利を実施することで利用が加速したが、鈴木委員は「付利がなければ顧客を支援しないという金融機関はないだろう」と語った。

特別プログラムはコロナオペと社債・CPの積極買い入れで構成する。社債・CP市場について鈴木委員は、発行環境や発行レート、投資家動向は総じて「昨年の春先のような状況からは大きく改善し、その状況が継続している」と指摘。市場動向を見ながら最終判断するが、「中小企業向けのコロナオペより、もう少しその辺ははっきりしていきているのではないか」と述べ、社債・CPの買い入れ縮小を支持する姿勢をにじませた。

(和田崇彦 編集:山川薫)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます