[北京 2日 ロイター] - ロシアと国境を接する中国・内モンゴル自治区の満州里市は、3日から幹線道路を通じた一部の貨物輸送を停止すると発表した。
中国政府は国境付近での新型コロナウイルス感染対策を強化している。
貨物の搬入・搬出、輸送、税関手続きを停止する。停止措置をいつ解除するかは不明。
満州里市で1日に確認された新型コロナの国内感染者(無症状感染者を除く)は53人。先月28日以降の累計感染者は151人に達している。
満州里市は、住民に対し市外に出ることを直ちに禁止し、複数回にわたる大規模な検査を開始。1日には鉄道輸送を通じた貨物の輸入を停止した。手作業での積み下ろし作業が必要になるコンテナ以外の貨物が対象。
満州里市の副市長によると、同市とロシアのザバイカリスクを結ぶ幹線道路は2020年4月以降、閉鎖されている。