[ソウル 3日 ロイター] - 韓国国会は3日、607兆7000億ウォン(5164億2000万ドル)の2022年予算(1月1日から)を承認した。景気回復の加速と新型コロナウイルス流行の影響緩和に向け過去最大規模の予算を組む。
8月末に示された当初案(604兆4000億ウォン)をネットベースで3兆3000億ウォン上回る規模になった。財務省によると、今年の予算(緊急補正予算を除く)と比べると8.9%の増加になる。
22年予算は、中小企業支援策として2兆ウォン、新型コロナ関連の検疫・医療インフラの整備のための1兆4000億ウォンなど、当初の予算案から合わせて8兆9000億ウォンの歳出を積み増した。
一方、優先順位を精査した結果、当初案から合計5兆6000億ウォンが削減され、増加分の一部が相殺された。
国内総生産(GDP)に対する政府債務の比率は過去最高の50.0%になる見通しだ。