[パリ 7日 ロイター] - フランス中央銀行は7日、今年第4・四半期の経済成長の前期比見通しを前月時点の予測プラス0.75%からやや下方修正すると発表した。同国は現在、新型コロナウイルス感染の第5波が起きており、中銀の月次企業景況感調査でも不透明感が増していることを反映させた。
11月26日―12月3日の8500社調査では、鉱工業とサービス業の業況見通しは改善し、建設業では横ばいになった。一方で人手不足を訴える企業は10月調査の49%から51%にやや上昇、サービス業を中心に悪化した。サプライチェーン問題が悪化している様子も鉱工業の57%から見て取れ、前回の56%からやや増えた。業種別では自動車が最も打撃を受けている。
カステックス首相は6日、クリスマスに向けナイトクラブの閉鎖や対人距離確保の強化を発表した。ただ、コロナワクチン接種率が9割近いことを理由に移動制限措置の再導入は見送っている。