[12日 ロイター] - 米国の新型コロナウイルス感染症による死者数が12日、80万人に達したことがロイターの集計で分かった。
感染力の強いデルタ変異株の拡大と、ワクチン接種を拒否する人々が多いことが原因で、今年の死者数は45万人超と、昨年を超えた。
医療専門家は、今年新型コロナで死亡した人の大半がワクチン未接種者だったと述べた。米疾病対策センター(CDC)のデータによると、米国でワクチンの完全接種を終えた人の割合は人口の約60%にとどまっている。
1─11月の人口1人当たりの新型コロナ死者数は、先進7カ国(G7)中で米国が最も多く、カナダの3倍以上、日本の11倍となっている。