[ロンドン 13日 ロイター] - ジャビド英保健相は13日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株が「驚異的な速度」で広がっており、ロンドンでの全感染者の約40%を占めているとして、追加接種(ブースター接種)を呼び掛けた。
スカイニュースで「オミクロン株について現在分かっていることは、これまで目にしたことがないほど驚異的な速度で広がっているということだ」と指摘。「これは感染の高波に直面していることを意味しており、われわれは再びワクチンとウイルスの競争に巻き込まれている」と述べた。
ジャビド氏によると、イングランドではまだ死亡例は確認されておらず、オミクロン株により入院しているのはわずか10人だが、ロンドンでの感染の約40%はオミクロン株がおそらく原因だという。
同氏は、オミクロン株の症状は比較的軽いかもしれないが、急速に広がっているため、政府が対応しなければ、医療サービスが行き詰まる可能性があると説明。「2回の接種では十分ではない。しかし、3回の接種なら有症感染に対して十分な予防効果がある」と述べた。