[ロンドン 14日 ロイター] - 英国のジャビド保健相は14日、国内で新型コロナウイルスのオミクロン変異株の市中感染が始まっているため、11月末に導入した渡航制限を解除すると発表した。
ジャビド保健相は議会で「英国のほか、世界各地でオミクロン株の市中感染が見られている。このため、国外からのオミクロン株の流入ペースを鈍化させるための渡航制限の効果は薄れている」と述べ、15日午前4時に渡航制限を解除すると明らかにした。
対象はアンゴラ、ボツワナ、エスワティニ、レソト、マラウイ、モザンビーク、ナミビア、ナイジェリア、南アフリカ、ザンビア、ジンバブエの11カ国。
英国ではオミクロン株の拡散を受け新規感染者数が急増。14日の新規感染者数は5万9610人と、今年1月初め以来の高水準を付けた。入院者数も増加している。