[ソウル 15日 ロイター] - 北朝鮮は来年2月6日に最高人民会議(国会)を開催し、政府予算などを審議する。朝鮮中央通信(KCNA)が15日報じた。
最高人民会議は通常、労働党が作成した予算などの決定を追認する役割を担い、頻繁には開催されない。
今回の会議では、内閣の取り組み、政府予算、児童保護法のほか、「海外同胞の権利と利益の保護に関する法律」が議題になるという。
韓国銀行(中央銀行)によると、昨年の北朝鮮経済は国連制裁の継続、新型コロナウイルスの封鎖措置、悪天候により過去23年間で最大の落ち込みになった。
国連の北朝鮮人権特別報告者は、同国はコロナ流行で孤立が深まり、最も弱い立場にある人々が飢餓に陥るリスクがあるとしている。